夏も暑くなってきた今日この頃、皆さん夏バテは大丈夫ですか？
弊社では、上期が終わり、下期に突入したこの７月に書類整理を行っています。
先週、重い腰を上げて書類整理を行いました。そうしたところ、その中にカーボンオフセットの資料が出てきました。
最近、カーボンオフセットという言葉、耳にしませんか？
結構前から言葉としてはあったものですが、ここ最近再度脚光を浴びています。
改めてと言うわけではないですが、「カーボンオフセット」について考えてみました。
そもそも、カーボンオフセットとは？
企業活動などで排出される温室効果ガスのうち、どうしても削減できない分を、
他の場所で削減された温室効果ガスを排出権(クレジット)という形で購入して埋め合わせる仕組みです。
日常生活や経済活動だけでも、必ずCO2が排出されます。
その中で、どのように排出量が減らせるかを我々は考えていかなくてはいけません。
ただ、それでもどうしても排出される温室効果ガスを、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することにより、埋め合わせるという考え方です、
基本的なイメージは下の図のようになります。
カーボンオフセットの取り組み
カーボンオフセットの取り組みとして、主に５つの種類に分けられます。
１．オフセット製品・サービス
製品やサービスを提供する事業者が、クレジットの購入によって製品・サービスの提供時に排出される温室効果ガス排出量をオフセットする取り組みです。
２．会議・イベントのオフセット
大型の会議やコンサート、スポーツ大会などの主催者がその開催に伴って排出される温室効果ガスをクレジットによってオフセットする仕組みです。
３．自己活動のオフセット
自らの活動に伴って排出される温室効果ガス排出量をクレジットの購入によってオフセットする取り組みです。
４．クレジット付き製品・サービス
購入者が日常生活において排出する温室効果ガスを、製品・サービス、チケットにクレジットを付してオフセットする取り組みです。
５．寄付型オフセット
事業者やイベント主催者が、消費者に寄付を募り、製品・サービスの売り上げの一部をクレジット購入に用いることを宣言して、クレジットを購入する仕組みです。
それぞれ。企業の考えや活動の方法によって、さまざまな取り組みがなされています。
カーボンオフセットはＳＤＧsだと何番に当たるの？
最近だと、どうしてもＳＤＧｓの話題が多いですが、カーボンオフセットだとどこに当てはまるかというと・・・
１３番「気候変動に具体的な対策を」で、温室効果ガスの排出を原因とする地球温暖化現象が招く世界各地での気候変動やその影響を軽減することという目標がピッタリと当てはまります。
また、７番「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」でできるだけ、再生可能エネルギーを利用する、発電時にCO2を排出しないことで温暖化を防止するという点で、これもあてはまります。
イトーキが行っているカーボンオフセット
弊社が扱っているメーカーであるイトーキが、カーボンオフセットのサービスを提供しております。
〇国が認証するＪ-クレジット制度でカーボンオフセット
温室効果ガス削減事業者が省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用による温室効果ガス排出削減量や、適切な森林管理による温室効果ガスの吸収量を「クレジット」として、国が認証する制度です。
イトーキは今年５月に開催した第１４回Ｊ-クレジット入札販売に参加し、再生可能のＪ-クレジット約１３万トンを落札しました。
様々なニーズに合わせてクレジットを届けることで、環境と経済の両立を通じて、脱炭素社会の実現を目指します。
〇イトーキがＪークレジットのプロバイダーとしてお客様を支援します。
企画立案のパートナーとして
排出権の調達先として
様々なエコ対策の相談相手として
イトーキのカーボンオフセットサービス
是非一度、詳細ご覧ください。
イトーキの地球環境に優しい、サステナブルチェア
また、イトーキのトルテUチェアは、全機種で原材料調達から生産・流通・廃棄・リサイクルの各プロセスにおいて、排出する算定可能な温室効果ガスの全量をカーボンオフセットしています。
※参考 トルテUチェアの紹介
開周堂もイトーキ代理店として、お客様にカーボンオフセットを推進しています。
私が初めてカーボンオフセットの話を聞いたのが、２０１０年です。
開周堂でもその翌年に、イトーキ代理店として、カーボンオフセットをお客様に推進し、イトーキとお客様との間でのカーボンオフセットに立ち会わせていただきました。
その当時は、移転に伴う廃棄什器のリサイクルにおける輸送・破砕・焼却等から発生する温室効果ガスをオフセットしました。
※一部資料を加工しております。
我々もイトーキ代理店として、このようなことにも対応しております。
ご不明な点等がございましたら、お気軽にご相談ください。