イトーキ~全国5000人を対象にオフィス環境意識を調査~

2024年05月24日
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イトーキは全国の正社員・経営者約5,000人を対象に働き方・オフィス環境に対する意識と満足度向上要因をまとめた
「働き方とオフィス2024」を公開しました。
リモートワークなどの普及によりさらなる働き方変革・オフィス環境構築の意識が高まるなか、オフィスの存在価値は大きく
変化しています。
中長期視点でワークスタイルやワークプレイスのあり方についてリサーチを行うイトーキ中央研究所が分析を行った調査結果は、
新しい働き方の導入や働く人のエンゲージメント向上のための環境づくりにおける課題とヒントが伺える結果となっています。

【調査ハイライト】
・リモートワークは減少し、毎日出社が8割以上
・オフィスに満足している人は通常の2倍以上出社に前向き(=エンゲージメントが高い)
・満足度を向上させるために必要なスペースは、
1位「1人で集中するスペース」、2位「個人でのリフレッシュスペース」3位「遮音ブース・スペース」
で個人が主体のスペースがトップに。
・オフィス環境満足度は世代間でギャップがあり、その解消も重要
・<総括>ギャップに注目し環境満足度の高いオフィスをつくる
と興味深い結果が色々でています。
特に私が一番気になった部分を一つ取り上げます。

【オフィス環境の満足度は世代間でギャップがある】
オフィス満足度は肯定回答(満足している・やや満足している)が37.9%となりました。
世代別にみると20代が高い結果となり、年齢があがるほど満足度は下がっていることもみてとれます。世代別にオフィス環境で
重視している内容が異なることが考えられます。どのような差があるかを理解し反映する施策を考えることが重要といえます。

※イトーキプレスリリース抜粋

それぞれの年代で求めている環境と満足度が違うという点はとても興味深いですし、オフィス構築のヒントになると思います。
例えば20代はコミュニケーションスペースの要望が高いですが、40代以上はそれほど高くない数値になっています。
また、若年層ほど環境満足度が高いのは若手定着のためオフィス整備がされてきている結果であり、その反面ミドル層とのギャップを
どう埋めていくかが課題だと思います。

今回はイトーキのオフィス環境意識調査をご紹介しました。
調査レポートの完全版ではこれ以外に様々な視点からの分析がされています。
是非、こちらをご覧ください。