こんにちは!
雨が降ったりやんだり、今年の梅雨は長いですね。
気がついたら6月中旬、私事ですが、先日誕生日を迎えました!
学生の頃と比べて、社会人になると1年が過ぎるのが早くて驚きます。それだけ毎日充実してるってことでしょうか。何となく毎日が過ぎることがないように、1日1日成長できるように日々励んでいます。
さて、そんな中で働き方が変化してきていることをご存知でしょうか?
2020年からコロナ禍によるテレワークが急速に進みましたよね。私自身、2020年は学生でしたので、オンラインで授業を受けていました。1年以上オンライン授業が続いていたので、家やカフェで授業を受けるのが次第に当たり前になってきたように感じました。
コロナ禍により、仕事をする環境を自分で選ぶという、新しい考え方や働き方が求められるように変化してきました。
そんな中、注目されている働き方が、オランダ発祥とされている、ABW 「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」です。
今回は、このABWについて、説明していきたいと思います。
【目次】
■ABWとはなんですか?
■ABWとフリーアドレスの違いとは?
■ABWのメリットは?
■開周堂のABWの取り組み例
■ABWとはなんですか?
ABWとは「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の略です。
「個人で集中作業を行う」「電話する」「みんなでアイデアを出し合う」などの活動に応じて、最も生産性が高く働ける場所、時間、相手を自らが選択する働き方です。
■ABWとフリーアドレスの違いとは?
【フリーアドレス】
フリーアドレスは、「オフィスの中で自席を設けない」というオフィス内での座席のルールのことを指す言葉です。
スペース効率の最大化やオフィス規模の見直しなどの際、選択肢の一つとなるスタイルです。
【ABW】
ABWは組織のビジネスニーズや従業員の目指す成果に応じて、いつ、どこで、どのように働くか選択肢を与え、機動力を高める「働き方」を指す言葉です。さらにABWでは、オフィスに限らず自宅や外出先、サテライトオフィスなども「働く場」として考えること、また自身の業務を「活動」という考え方で分解し、その活動をサポートする様々な環境を用意することも大きな特徴といえます。
■ABWのメリットとは?
①生産性が上がる
人によって集中しやすい環境は違います。
オフィスで集中したい作業をする時、周りの声が気になって集中できないことがあります。
逆に、個室の作業スペースがあっても静かすぎて集中できない人もいます。
ABWは、自宅・カフェスペースなど、集中しやすい環境で働くことができるため、効率や生産性が高まります。
それぞれの好みに合わせて執務環境を選択することができるというメリットがあります。
②オフィスコストの削減
今までは、一人に一席という場所が与えられ、社員全員の座席とパソコン機器や備品もそれぞれ用意しなければなりませんでした。
しかし、ABWでは、その負担を減らすことができ、フリーアドレスと併用すれば、ファシリティコストの削減にもつながります。
③アイデアの共有がしやすい
カフェスペースや屋外スペースで働くことで、今までなかったアイデアが生まれやすくなります。また、同じ部署のメンバーだけでなく、他部署のメンバーと近くの席で働く機会が増えるので、コミュニケーションが取りやすくなり、新しい発想を促すことができます。
イトーキの取り組みはこちらからご覧ください。https://www.itoki.jp/abw/
■開周堂のABWの取り組み例
開周堂で実際に取り組んでいるABWを紹介したいと思います。
まずは、写真左側のインテントという、ワーキングソファ。
自分の作業だけに集中できる場所を設けることで作業効率が上がります。
そして、右側のカウンターテーブル。
カウンターテーブルは壁方向に視線がいくため、人の動きが視界に入りづらく周りを気にせず、集中しやすいです。また、奥行きが広いので二人で作業をしても快適に作業をすることができます。
中央のソファ席は、適度な囲われ感と、リラックス感があるので、緊張感なく、会話をすることができます。お茶を飲みながら会話をしたり、リラックスした気分で、コミュニケーションが活性化しやすくなります。チームミーティングはここのソファ席で行うことが多いです。
奥のスペースは、電話やWeb会議、オンライン商談など、集中して作業を行いたいときに多く使われるスペースです。ガラス間仕切りを使用しているため、遮音性が高く、周りの雑音がシャットアウトできるため作業に集中できます。
ABWを導入することで、仕事の内容やその日の気分に合わせて、働く場所や時間を自由に選ぶことができるようになります。
ABWは日々進化し続けています。我々の取り組み方も紹介させていただきましたが、もっと働きやすい環境にするために進化を続けています。
取り組み方が変わり次第、ご報告させていただきます。
従業員の満足度及び生産性の向上を目指して、ABWを検討してみてはいかがでしょうか。
ABWのご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。