妹島和世さんの作品に触れて~日立駅、金沢21世紀美術館、西武鉄道Laview~

2024年09月23日
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皆さんこんにちは!入社3年目のTです。
9月後半になりましたがまだまだ暑い日が続いていますね。
さて、皆さん千葉県に隣接してる県の中で一番面積が多い県はどこかご存じでしょうか?
千葉県は1都2県の3つ(茨城県、埼玉県、東京都)が隣接しています。その中でも一番隣接面積が多い県は茨城県です。
8月にブログに「日立駅」についての話を少しだけ書いたのですが、「日立駅」は茨城県にあります。
「日立駅」は建築家の妹島和世さんがデザイン・監修をしています。2011年に完成し、2014年には鉄道の国際デザインコンペ「ブルネル賞」でも入賞し、数々の賞を受賞しています。自由通路が線路をまたぐ構成となっており、妹島和世さんは、この日立駅を東西が一体となる新しい駅舎を提案したそうです。ガラス張りの駅舎の景色がものすごく綺麗で、朝5時には朝日が海から上がってくるのが見ることができます。朝日の美しさはもちろんですが、昼間にも青一色の素敵な眺望が待っています。上野駅から特急「ひたち」で1時間半。本数は1時間に2〜5本前後あります。https://seaside-station.com/station/hitachi/

駅構内の自由通路の東側、先端にある「展望イベントホール」には、妹島和世さんが代表を務める「SANAA 」がデザインをしたフラワーチェアが設置されています。


普段から仕事で机や椅子などの什器を見ているのでやっぱりどうしてもデザイン性のあるものに目がいきます。
そういえばこの椅子どこかで見たことがあるなと思ったのですが、金沢にある「21世紀美術館」にも置いてあるんです。「21世紀美術館」に置いてあった椅子には布がしてあり、場所によって椅子の雰囲気も変えているんだなと感じました。


「21世紀美術館」というとこちらのウサギの耳のような椅子をイメージする方が多いでしょうか?


Instagramではこの椅子に座った写真かプールの写真の2択が多いですよね。

実はこの可愛い椅子も妹島和世さんのデザインした椅子なんです。写真を撮るのも一苦労なくらい行列ができていました。
ショップにサイズ違いで3種類販売していたので興味のある方は購入してみてはいかがでしょうか!
さて、妹島和世さんについて調べてみると、西武鉄道001系電車「Laview」、 Dior表参道、海の駅なおしま、すみだ北斎美術館など、様々なデザインをしらっしゃる方で驚きました。
中でも西武鉄道001系電車「Laview」は4月に秩父に行った際乗ったばかりだったのでびっくりしました。「いままでに見たことのない新しい車両」を実現するべく、世界で活躍する建築家・妹島和世氏監修のもと車両開発を行ったとのことで、乗った時、電車の中がものすごく開放的で、外の景色がよく見えるのが印象的でした。まさか妹島和世さんがデザインしたものとは知らず、写真をもっと撮っておけばよかったなと感じました。https://www.seiburailway.jp/railway/reservedtrain/laview/

西武鉄道に乗ると「西武秩父」で降りる人がほとんどですが、4月になると「横瀬駅」から徒歩約20分くらいの場所に芝桜で有名な羊山公園があり、芝桜がピンクの絨毯のように1面に広がっているのを見ることが出来るのでオススメです。


「Laview」は西武鉄道の車両として50年ぶりにブルーリボン賞を受賞。また、iFデザインアワード2020年受賞。2019年度グッドデザイン賞「グッドデザイン金賞」を受賞しています。皆さんも是非乗ってみてはいかがでしょうか。

さいごに
今回のブログは妹島和世さんの作品について触れてみました。元々小さい頃から芸術に多く触れてきてはいたのですが、正直今の仕事をしていなかったらこのデザインしている人は誰なんだろう?と疑問に思うこともなかったと思います。改めて調べてみるとたくさんの発見がありすごく面白かったです。
皆さんも是非気になった作品があったら調べてみたら面白いかもしれませんね。