千葉県で長いこと住んでいると、様々な環境の変化があります。
千葉県は、都会過ぎず、田舎過ぎず、過ごしやすい場所ですし、気候的にもエリアによっては夏はそれほど暑くなく、
冬はそれほど寒くならない場所であり、雪が積もることもありません。
台風はよく来ますし、直撃することもありますが、それでも九州、四国、近畿、東海の太平洋側に比べて、
大きな被害になることは少なくて済んでいます。
最近は、勝浦が過去100年以上猛暑日ゼロという事で有名になっていますが、千葉県全体でもかなり住みやすい場所は
多いと感じます。
ただ、小さいころからの懸念は、『地震』でした。
小学校の頃から、何かと震度3や4の地震が多く、当時から30年以内に震度6が起こる確率70%以上と
言われていました。
幼心にとても「怖い」と感じていましたし、私の通っていた小学校が創立110年以上の古い学校
だったので。(現在は150周年を迎えているようです)学校が倒壊してしまうのではないかと思った
ことまであります。
小学生当時から、30年以内に大震災が来る確率70%とか言われていたこともあって、地震は怖いものだという
恐怖心は、人一倍強かったと思います。
それもあって当時、地震と津波が来たら、畜産試験場(今の青葉の森公園付近)に逃げるという事を植え付けられ、
非常に意識は高かったと思います。
それでも、中学校に入るまでそこまでの大きな地震がなく、過ごせたことは幸いでした。
そして、千葉県民にとっては結構な地震「千葉県東方沖地震」が起こります。
私にとっても36年前ですが、よく覚えています。
数学の授業中、前で黒板で発表しているときにそれは起こりました。
震度5の地震です。
生徒のみんなは結構な防災訓練をやっていたので、さっさと机の下に隠れます。
黒板のところにいた私は周りに机がなく、どこに隠れればいいか分からずにおどおどしたことを覚えています。
その後、先生に言っていただき、教卓に潜ったことは未だに忘れられない記憶です。
※当時は震度が5弱とか5強とかの分類がなく、「5」のみでした。
発表の震度は5でしたが、翌日の新聞にもっと大きい震度で見出しから表示されていたことを今でもはっきりと覚えています。
あれから35年以上経ち、東日本大震災でも千葉県は被害がありましたが、
やはり千葉県民のキーワードは「千葉県東方沖」であることは間違いありません。
そして35年程度経ったこのタイミングで、現在公表されている30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率です。
出典:「全国地震動予測地図2020年版」(地震調査研究本部)https://www.jishin.go.jp/…/shm_report/shm_report_2020
(2024年3月2日に利用)
見ての通り千葉県は今でも30年以内の地震確率は、千葉県のほぼ全域で紫(26%以上)になっています。
ずーっとこの確率に怯えていた私は、この地図を当たり前のように見ていますし、年齢を重ねたこともあって
今更怖がらなくなってきたことも事実です。
そこで、起こった今回の群発地震。
最近忘れかけてた「千葉県東方沖」というキーワード。
あ、そうだった。千葉は地震多発県だったんだという事実。
ここ数日で震度1以上を20回以上も感じ、まだまだ続くと思われている中で、我々がすべきことは。。。
まずは千葉が地震が多い県であること、災害級の地震が起こる可能性が非常に高い県であるという
事実にしっかりと向きあうこと。そして、そのためにしっかりと「備え」をすることが大切です。
それは、「家庭」でも「オフィス」でも変わりません。
法人としては、BCP(事業継続計画)の整備が大切です。
それは、大企業でも中小企業でも変わらず準備しなくてはいけません。
※BCPは、今回の議題ではないので、改めてご紹介します。
お客様のオフィスの中で開周堂が行うことができる地震の対策は、キャビネットやセルビングの壁固定、
床固定等の『耐震対策』です。
東日本大震災後、我々の業界でも耐震対策でセルビングやキャビネットの転倒防止を行ったり、様々な耐震対策を行ってきました。
特に背の高いキャビネット(H1800以上)のものや、背が低くても、通路に面しているキャビネットに関しては、
確実に行っています。また、レイアウト上で、壁面に面していない箇所に1800H以上のキャビネットが置いてあったり
した場合は、極力レイアウト変更を行っていただき、より安全なレイアウトをご提案させていただきます。
この先、大きな地震が来るか来ないかは我々には分かりません。
今回の群発地震があったことで家庭でも様々な備えをするかと思いますが、オフィス内で怪我人を増やさないためにも
是非、安全に逃げるための「備え」をしてみてはいかがでしょうか。
開周堂では転倒防止固定はもちろん、中間にキャビネット等を置くための『L-FORCE』など、場所に合わせた地震対策の提案を行っております。
※出典:イトーキ
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