千葉市の温暖化具合をデータで検証

2024年08月09日
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暑すぎて、毎日の営業で歩くだけで汗が出るなるような日々です。
数年前までは、長袖が当たり前、10年くらい前まではネクタイも付けて夏を過ごしていたと思うとホント考えられない毎日です。

私は先日、建築工事の現場に入り、完成前の建物の実測(寸法を測ったりすること)をしてきました。
建築現場では完成前という事もあり、ヘルメット着用や土足禁止は当たりまえです。
そうなると、普段ヘルメットを着用しない私からすると、暑すぎて・・・。となります。

今回も、もちろんそんな現場に入りましたが、1時間半程度実測をさせていただき、ようやく終わってヘルメットを脱いだら、頭がシャワーを浴びたように濡れています。もちろん汗ですが。
毎日、建築現場に入って工事をさせている方、本当にお疲れ様です、と改めて感じる瞬間でした。
そして、ちょっとだけ期待していた体重減は、残念ながら全く実現できませんでしたが。

一体どこまで暑くなるんだ・・

さて、そんな暑さですが、自分が学生の頃と比べると、間違いなく暑くなっています。私、学生の頃、自分の部屋にクーラーが付いていなく、クーラーなしで寝ていました。
それでも寝られるくらいの暑さだったと感じます。
もちろん、学校にもクーラーなんていうものは付いていなく、普通に授業をやっていました。
今は、大概の学校にクーラーは付いているでしょうし、おそらく睡眠時もほぼクーラー付けて寝る人の方が多いと思います。

過去の千葉市と現在の千葉市の暑さを比較してみました

実際に、どのくらい暑くなっているかって分かりますか?
自分が小学生だった1985年と現在を、暑かった7月で比べてみました。
熱帯夜の日 1985年  5日
2024年 22日
真夏日   1985年 16日(うち猛暑日0日)
2024年 26日(うち猛暑日5日)

※出典:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/jma/index.html)
1985年及び2024年7月 千葉(千葉県)(日ごとの値)

気象庁の統計を見ていただくと一目でわかりますが、そこからデータを抜粋すると上記の通りになります。
熱帯夜が5日しかなかった時代に戻りたいです。

40年前は本当に涼しかった千葉市

1日の平均気温を見ても、1985年は30℃超えは一日もなく推移していますが、今年の7月は12日にもなります。
データが細かすぎると感じる方もいらっしゃるかと思いますので、以下は月平均になります。


※出典:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/jma/index.html)
1985年及び2024年 千葉(千葉県)(月ごとの値)

驚くべきは、7月の平均気温が3℃以上上昇していることです。
この3℃は驚異的な数字ですね。
平均3℃って、全く違う場所みたいですね。

よく昔より暑くなったっていう話をしますが、実際の数字で見てみるとすごく数字として現れますね。
それだけ本当に暑くなっています。

そんな中で、千葉県で涼しいと最近話題の場所があります。
『勝浦市』です。

今話題の『勝浦市』

勝浦市がどれだけ涼しいかと思い、先ほどと同じ条件で、今年の7月を調べてみました。
熱帯夜の日  2日
真夏日   11日(うち猛暑日0日)
平均気温 25.7℃
なんと、1985年の千葉市の平均と全く同じ気温で、熱帯夜や真夏日も多少少ないですが似たり寄ったりの数字でした。
今は、勝浦は涼しいって言われていますが、千葉市の39年前と実はそれほど大差がないんですね。
(ちなみに、勝浦の1984年も調べましたが、平均24.7℃なので、それでも1℃上がっています)

本当に本当に温暖化の対策は必要

こうやって見てみると、あの涼しい勝浦でさえ、温暖化は進んでいます。
千葉市に至っては顕著です。
やはり、私たちは一人ひとりが温暖化に対して本気で取り組まなくてはいけないと感じます。
これから、私たちももっともっと環境に配慮した仕事の仕方を模索していかなくてはいけません。
会社を挙げて取り組んでいきたいと思います。