暑い夏がやってきました。先日この地域も梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番です。
千葉市の夏と言えば、『親子三代夏祭り』や『妙見大祭』がありますね。
もしかしたら、最近は『幕張ビーチ花火フェスタ』なのかもしれませんが。
そんな千葉市ももうすぐ開府900年を迎えます。
過去この話題はそこまで大きいものではなかった気がしますが、2026年が開府900年という事で、
様々な催しものが開かれる雰囲気になっています。
期待して待ちたいと思います。
千葉市の歴史を少し見てみると。
市制施行が1921年なので、それから103年が経ちました。
当時の人口は33,000人程度とのことで、今とは大きく違うものでした。
1992年に政令指定都市になっており、当時の人口が83万人程度でした。
そこから10年後(2002年)には、90万すこし。
20年後(2012年)96万人。
現在、98万人を超えたので、当時からは30年少々で15万人程度増えています。
お!もうすぐ100万人というところですが。千葉市が100万人を超える可能性はほぼないのが現状です。
過去四街道市と合併の話も少しだけありましたが、そういった合併話が出ない限り、千葉市が100万人を超えることがありません。
それだけ日本全体を見た時に、大きく人口は減っているのです。
そんな千葉市もこのまま行くと2030年には97万人を割り、2050年には90万人を割ります。
個人的には、千葉市が政令指定都市になった時に『政令指定都市』と名乗るのは100万人以上か、将来100万人に届くと予想される都市に限定されるイメージがありました。なので、千葉が政令指定都市になったとき、千葉も将来は100万人になるんだなと思っていました。
ましてや、人口は増えるのが当たり前のイメージでしたので、最近の減少に転じるという状況は当時からはイメージできませんでした。
さて、2020年から2023年にかけて人口が増加した都市は、全国1741市町村のうちいくつあるでしょうか?
正解は187都市です、
全国の10%少しの都市が増加です。一方で、減少に転じている都市は、1500以上にも上り、5%以上人口が減っている都市が639にも上ります。10万人の都市でここ3年で5000人減っている訳です。
3年で5000人ですよ。
多すぎませんかね。
千葉県内を見てみると、5%以上減少している都市は鋸南町、勝浦市、銚子市、九十九里町、大多喜町、長南町、南房総市、長柄町、多古町、富津市、東庄町、いすみ市、匝瑳市、香取市と全部で14の都市に上ります。
ほとんどが北東部、南部に属する場所になります。
逆に5%以上増加している都市は、全国で4都市しかなく、そのうち千葉県で2つ(流山市、印西市)が大幅増加しています。
東京への通勤圏で昔からある路線ではなく、どちらかというと新しく出来た路線(つくばエクスプレス、北総鉄道)沿線がメリットとなっているようです。
そういう考え方で見てみると、千葉県は人口減少がまだまだ緩やかなんだと感じます。
日本の総人口が2050年に25%以上の減少(3300万人減少)に転じる予定という発表の中、この流山と印材は将来推計でも2050年までに20%近く増える想定がされており、この2つは相当突出しています。
そんな人口の推移を見ていると、果たして生産年齢人口がどこまで減少するのか、怖くなってきます。
25%の人口減の中、高齢化率は40%に達すると予想されているため、年々、企業では若い人の取り合いが激しさを増してくると予想されます。
千葉市も辛うじて人口は増加しており、少し前の予想に反して何とか耐えているというところですが、この先を考えると社会の一人ひとりがこの人口減少に対して対応方法を考えていかないと、非常に厳しい将来が待っていることが予想されます。
リアルな数字を見ていただくことで、少しでも参考になればと思います。
私たち開周堂がこの人口減少の歯止めをかけることはもちろんできません。ただ、それぞれの企業様に一人ひとりの生産性を上げることや、その企業様の人材採用や人材定着を向上させることで、少しでも社会に貢献していきたいと思います。次のコラムでそのあたりを解決するための方法をご案内しています。
是非、ご覧ください。